お知らせ2025.7.14

いつも杜の宿をご利用いただき、誠にありがとうございます。
おかげさまで、当宿は今年で開業8度目の夏を迎えます。
10,20年と放置され、杜の中にひっそりと寄り添うように眠っていた教会堂と牧師館に出会ったのもちょうど10年前でしょうか。
私たちの会社「有限会社陶房渋柿庵」は、 40年以上にわたり、陶芸家の祖父を中心に鎌倉で陶器工房やギャラリー喫茶「了庵」を営んでおりました。
家族みんなが物づくりを愛しており、箱根という新しい場所で、他にはない唯一無二の空間を少しずつ手作りしてきました。
館内のステンドグラスや陶器の彫刻は祖父の作品、客室の魚の絵は画家である大叔父のもの、絨毯は家族が直接仕入れたペルシャ絨毯など、すべてがオリジナルで替えのきかないものばかりです。
開業以来、天災・疫災が続き、幸か不幸か自然に休暇を取れるため、 その間も創作活動を続けてまいりました。最近はインバウンドのお客様が増え、毎日リピーターの方々にもお越しいただき、大変ありがたく思っております。
しかし、日々の忙しさの中で「もっとこうしたい」「より良い空間を作りたい」という思いを十分に形にできずにいました。そんな折、当宿の教会建築が有形文化財に登録される可能性が出てきました。これを機に、改めてこの建物と向き合い、より良い宿を目指したいと考えております。
以上のことから、営業期間を短縮する決断をいたしました。ご不便をおかけしますが、より良い体験をお届けするための前向きな決断です。今後も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。