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お知らせ2020.3.25

桜にかがり火はよく似合う

箱根で一番の桜の名所は、と言えば間違いなく宮城野・早川堤の桜並木です。場所は「杜の宿」から徒歩5分。とっても不思議な地形で、芦ノ湖から落ちて来る主流の早川に並んで火打沢が流れ、複雑に二つの堤が寄り添ってます。
早川には染井吉野の古木が大ぶりの枝に白い花をいただき、火打沢の堤には桃色可憐な枝垂桜がそよいでいる。両岸の背景には春の若芽にリフレインされた「大」の字鮮やかな明星が岳が霞んでいます。
例年なら並んだ提灯にライトアップされた夜桜を愛でる人波で堤は賑わうが、今年はコロナの配慮から装飾もなく人影もまばらです。だから、かえって桜一面の景色の独り占め感は絶大。
愛犬クーを連れて、すれ違う人もない川岸を散策すれば、もうもう嬉しさが沸き上がります。この花と清流は全部私のもの。コロナが終焉すれば終わるであろう、このうららな春は、街から外れた山里だけの特別な賜物。

で、話は変わって、夜の「杜の宿」の竹林の中ではナイト・バーベキューで大盛り上がり。(^O^)/夜桜を照らすかがり火に代えて、たき火の炎がチロチロとお肉を炙ります。これはこれで、まあ、いいっしょ。街の逼塞感に堪えてきた若者たちが、「3密」から無縁の広大な夜空と杜の中で、思いっきりはしゃげるひと時だから。